脊柱管狭窄症

坐骨立っていたり、歩いていると、腰から下肢にかけて痛みや痺れが強くなってしまうが、座って休むと楽になる。
 
座って楽になったからしばらく立ったり歩いたりしていると、また痛みや痺れが出てきて休まないといけなくなる…
 
こうした症状の方は、脊柱管狭窄症かもしれません。
 
脊柱管狭窄症とは、加齢や脊柱周辺組織への機械的な負担が続くことで、脊柱内部の組織の肥厚や椎骨のズレを生じ、脊髄の通り道が狭まって圧迫することで起きる疾患です。
 
背骨の中には脊髄が通る脊柱管というトンネルがあります。
 
このトンネルの内部は、前後をそれぞれ後縦靭帯・黄色靭帯という靭帯がカバーしているのですが、加齢や長期間にわたる負荷などで徐々にその厚みが増してきます。
 
あるいは腰椎に掛かる過剰な負担が続くと、脊椎の一部構造が破綻し、上下の背骨がずれてしまうことがあります。
 
このような要因によって脊椎の内部にある脊柱管のトンネルが狭まり、その結果中を通る脊髄を圧迫してしまうのです。
 

病院での脊柱管狭窄症の処置は

病院に掛かった場合、多くは痛み止めの処方やブロック注射が行われ、それでも効果がなかった場合は、脊椎の一部を切除してスペースを確保する手術が行われることもあります。
 
ただ、痛み止めやブロック注射では狭くなった脊柱管を広げることができず根本的な改善にはつながりませんし、手術も改善率はおよそ5割で、ほとんどのケースでは完全に症状が消えるまでは行かないというのが現状のようです。
 

当院の脊柱管狭窄症へのアプローチ

特徴2当院の場合、脊柱管狭窄症に対しては、姿勢によって脊柱管の広さを確保しつつ、姿勢保持に必要な柔軟性や筋力の改善を図るという方針をとっています。
 
背骨の中にある脊髄の通り道である脊柱管ですが、このトンネルのスペースは姿勢によって以外なほどその幅が変化します。
 
もっとも幅が狭くなる、即ち悪影響を及ぼすのが腰を反らせた状態で、逆に最も広くなるのは腰を前に曲げた状態になります。
 
また、椅子に座った状態も前屈と同等に脊柱管は広がります。
 
それぞれの状態で脊柱管内部に掛かる圧力を比べたところ、まっすぐに立った状態での内圧を100%とした場合、前屈の姿勢は40%、椅子に座った姿勢は50%強程度の圧力になっていたそうです。
 
逆に腰を反らせた場合だと、まっすぐに立った場合と比較するとなんと170%もの内圧が掛かっていたとのことです。
 
こうした結果からも、脊柱管狭窄症については過剰な反り腰を減らすことが大切だと分かります。
 

反り腰を解決することが、狭窄症では重要

反り腰の主な原因としては、股関節や腰部の筋肉の過剰な緊張もしくは伸張性の低下と、腹部・臀部・背部の筋力の低下が挙げられます。
 
これらはどれか一つでも欠けると、とたんに姿勢を悪くしてしまいますので、関節や筋肉の調整と継続的なエクササイズを根気強く行うことがとても大切になります。
 
また、座って背中を丸める姿勢は脊柱管の幅を広げるのには確かに有効ではありますが、こうした姿勢を続けていくことで、適切な姿勢をとるための柔軟性や筋力が損なわれて結果として状態の悪化を招く恐れもありますので、適量・適切な運動を行うことも大切です。
 
当院では施術によって筋肉や関節の動きを改善するとともに、エクササイズの指導を通じて、無理のない筋力・柔軟性の向上を図ります。
多くのケースでは、10~20回ほどの来院で良い方向に向かわれる方が多いようです。
 

手術が必要な場合もあります

なお、ヘルニアの項目でも述べましたが、脊柱管狭窄症は重篤であれば手術が必要な弛緩です。
 
加齢によって厚くなった靭帯や完全に前後にずれてしまった骨を、施術で戻すことは困難ですので、場合によっては手術が必要なケースもございます。
病院での診察も加味した上で、当院の施術も併用でご利用いただくことをお勧めします。
 
あくまで状態の悪化した脊椎に対して、変形を元に戻すのではなく可能な範囲で機能を取り戻し、結果として状態の改善を促すためのアプローチであることはご理解ください。
 

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