骨盤ダイエットは、本当に効果があるのか?①

ダイエット八千代市八千代緑が丘のみなさま、こんにちは!八千代緑が丘の整体院ルピナス治療院です。
 
施術家として開業すると、「骨盤」には多々関わることになります。
 
普段診ることの多い腰痛は言うまでもなく、肩・首・背中の症状はもちろん、場合によっては消化器系やメンタルヘルスにも骨盤は関わると言われることもあります。
 
これは骨盤が下肢と体幹、下半身と上半身をつなぐ重要な位置にあるということ、そして同時に骨盤の属する体幹部には呼吸・循環・消化・排泄に関わる諸臓器や、重要な神経組織である脊髄が内蔵されているという多機能ぶりから起きてくるものといえます。
 
一方で、骨盤については曖昧なまま俗説として定着しているものも少なくありません。
 
そうしたものの代表ともいえるのが、「骨盤ダイエット」ではないでしょうか。
 
書店に行けば、骨盤ダイエットについて書かれた雑誌や書籍はいくらでもありますし、テレビなどで特集を組まれているのを目にすることも多いかと思います。
 
現場に目を移しますと、整体系のサロンはもちろん、最近では整骨院や鍼灸院などの国家資格者が経営する施術院でも、「骨盤ダイエット」を売りにしているところは少なくありません。
 

現在、医学的な報告はない

骨盤ところが、意外に思われるかもしれませんが、骨盤矯正と体重減少に関わる医学的な論文や報告は存在しません。
 
これは、医学的には「骨盤は歪むことはない」という考え方が定説になっていることに由来します。
 
つまり医学的に見た場合、そもそも骨盤の関節は動くことはなく当然ゆがむ歪むなどはありえないので、骨盤を矯正・調整する、ということ自体がありえず、したがって施術による身体機能への影響は存在しない、ということです。
 
ただ、私個人は臨床上の経験から骨盤内の関節運動のはあるものとして考えており、歪み(関節運動障害)に対しても重要なポイントとして考えています
 *この「骨盤は動くのか」ということについては、長くなるので別の機会に記事にしたいと思います。
 

骨盤矯正でダイエットできるのか?

それでは、骨盤の歪みはあるものとして考えたときに、骨盤矯正でダイエットの効果は得られるのでしょうか。
 
先に結論から言ってしまうと、私は骨盤を矯正したからといってダイエットの効果は大してないのではないか、と考えています。
 
骨盤ダイエットを謳う広告などでその根拠として述べられているのは「基礎代謝の上昇」が多いです。
 
よくある説明ですが、 「骨盤を矯正してインナーマッスルや内臓の活動が活発化することで基礎代謝が上昇し、脂肪の燃焼効果が期待できる」 という売り文句を見たことがある方もいらっしゃるかと思います。
 
基礎代謝とは、動物がその生命活動を維持するために最低限必要な代謝量≒カロリー量です。
 
単純化した言い方になりますが、人間は自身の身体(筋肉・内臓・脳神経系)を動かすエネルギー源として、必ず糖を使います。 体内の脂肪やたんぱく質がエネルギーとして使用される場合でも、必ず糖にまで分解されてからエネルギーとして使用されます。 この糖≒エネルギーを消費するのは、筋肉・内臓・脳神経系といった器官です。
 
その中でも消費量は骨格筋、肝臓、脳が半分以上を占めると言われています。
 
『AMERICAN JOURNAL of PHYSIOLOGY』掲載のDympna Gallagherらの文献によると、標準的な白人成人男性の基礎代謝割合平均値は以下の通りです。
 骨格筋 21.6%、肝臓 21.3%、脳 19.9%、心臓 8.6%、腎臓 8.1%、脂肪組織 4.0%、その他 16.5%
 
なるほど腹腔内の内臓諸器官の基礎代謝における割合は多く、これなら内臓が活発化すれば代謝も上がりそうです。
 
私も、施術中に患者さんがリラックスしてくるとグルグルと内臓の運動音がしてくるのをよく聞きます。
 
ですが、基礎代謝量とは安静にしていても消費するエネルギー消費量です。
 
仮に施術で内臓の活動が活発化したとして、その状態が24時間ずっと続くことなどあり得るのでしょうか
 
長くなってしまったので、それは次回に・・・

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