頭痛について ~片頭痛①~

八千代市八千代緑が丘のみなさま、こんにちは!八千代緑が丘の整体院ルピナス治療院です。
 
前回に続いての頭痛についてシリーズ、第2回目の今回は「片頭痛」について書いていきます。
 

片頭痛って、何?

頭痛いわゆる頭痛症状の代名詞にもなっている「片頭痛」。記事をご覧の皆さんの中にも片頭痛に悩まされた経験のある方がいらっしゃるのではないでしょうか。
 
しかし非常によくある症状ではあるにもかかわらず、意外にもその病態は理解されていないように感じます。
 
この「片頭痛」という症状は、先の記事で述べた「緊張性頭痛」とは全く異なるメカニズムで発生します。
 
ですから、きちんと病態を把握していないと却って症状を悪化させてしまうことになります。
 
「片頭痛」は、片方、もしくは両方のこめかみ部分が”ズキンズキン”と脈を打つように痛むのが特徴です。
 
症状・特徴としては、以下のような内容が挙げられます。
 

・痛む場所:頭部の片側に起きることが多いが、両側で痛むこともある
・痛み方:脈を打つような痛みが特徴で、”ズキンズキン”や”ガンガン”と表現されることが多い 。数時間で治まることが多いが、人によっては3日ほど続くこともある
・発生頻度:月に1~2度程度から、多いケースで週に1~2度
・頭痛以外の症状として、吐き気や胃部不快を併発することが多い。人によっては音や光に対して過敏になり、不快に感じることがある
・痛みが起きているときは体を動かしたり姿勢の変化で症状が悪化しやすく、横になっている方が楽
・片頭痛特有の前兆として、視界の一部がチカチカと光ったり、視野の一部が見えにくくなる症状が現れることがある
・倦怠感、眠気、気分不快、イライラ、普段以上の食欲、甘いものが欲しくなる、全身のむくみ、頭痛がきそうだという予感といった予兆がある
・緊張性頭痛と異なり、頭痛がでていないときは他の症状もスッキリと消失する

 

頭痛の種類を混同してはいけない

気を付けたいのは「片頭痛」と言っても必ずしも頭部の片側にのみ起こるとは限らず、前の記事で述べた「緊張性頭痛」と混同して対処してはいけない、ということです。
 
緊張性頭痛の痛みは、頭部の血管が過剰に拡張して血管の負担が増大し、血管の炎症を起こしてしまうことで発生するという説と、脳自体の問題で起きるという説があります。
 
原因としてはまだはっきりと確定した説はないのですが、以下に有力とされている3つの説をご紹介します。
 
①セロトニンによる血管拡張説

血液中の血小板からセロトニンが放出されることで一旦血管が収縮しますが、その後セロトニンの毛血中濃度が下がると反動的に過剰に拡張することで血管負担が増して痛みを生じる、という説です。
 
セロトニンは自律神経症状やうつ病との関連も指摘されており、この点から副交感神経系が優位になっていることで起きている、と推察する節もあります。

 
 
②三叉神経による血管拡張説

三叉神経は脳から脊髄を介さずに枝を伸ばす脳神経の一種です。
 
頭蓋骨の中で3つに枝分かれして、眼球の奥・鼻筋の横・耳の前などから表面へと出ていきます。ちなみに前回の「緊張性頭痛」で述べた眼神経は、この三叉神経の枝の一つになります。何らかの理由でこの三叉神経が刺激されて、神経から出る神経伝達物質が血管を過剰に拡張させて痛みを出していると考えられています。
 
比較的新しい頭痛治療薬であるスマトリプタン(イミグラン)は、この三叉神経から出る神経伝達物質の取り込みを阻害する目的で処方される薬剤で、従来薬と比べても良好な治療成績が得られているとされています。

 
 
③脳の脱分極説

神経活動が脳皮質のとあるエリアにおいて抑圧されることで、顔や頭の大部分に感覚情報を運ぶ三叉神経の炎症を引き起こし、炎症性発痛物質の発生を引き起こすことで痛みを生じているという説です。
 
この考え方は神経画像検査技術によって裏付けられており、片頭痛はまず脳の機能不全(神経系)であり、血管の機能不全(血管系)ではないとしています。

 

どうして血管が拡張するの?

頭痛の元となる血管の拡張症状の原因として、何がトリガーになっているかははっきりと分かっておらず、数多くの物質・環境要因が誘因として挙げられています。
 

・アレルギー反応
・明るい光、騒音、ある種の香水の匂い
・気圧や気温などの気象要因の急激な変化
・身体的あるいは精神的なストレス
・睡眠パターンの変化
・喫煙あるいは副流煙の吸入
・食事を抜くこと
・酒類の摂取
・月経周期の変動、経口避妊薬の服用、更年期移行中のホルモン変動
・緊張性頭痛の既往
・チラミンを含む食品:赤ワイン、熟成チーズ、チョコレート、漬け物類、発酵食品、薫製魚、トリの肝臓、イチジク、豆の一部など
・グルタミン酸ナトリウム(MSG)を含む食品:肉類、発酵食品など。原材料名ではうまみ調味料(近年では「アミノ酸等」と表示されている。有名なものとしては味の素がある)、発酵調味料、タンパク加水分解物など
・硝酸塩を含む食品:ハム、ベーコン、ホットドッグ、サラミなど
・その他の食品:ナッツ類、ピーナッツバター、アボカド、バナナ、シトラス、ニンニク、乳製品、コーヒー

 
考えられているだけでも、これだけの誘因が指摘されています。
 
片頭痛がどのようなもので、その発生メカニズムについてはわかりました。
 
それではどのように対処したらよいのでしょうか?
 
長くなってしまったので、また次回に・・・・

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