足を組んで座るのは止めた方がいいですよ

座っている人を観察していると、結構な割合で足を組んでいる人を見かけます。
 

 デスクワークで椅子に腰かけながら
 カフェでコーヒーを飲みながら
 図書館で本を読みながら]

 
ですが、こうした足組みの姿勢は、腰や股関節を歪ませる大きな原因になってることが多いです。
 
足を組むという動作・形は、上になっている側の股関節を屈曲・外転・外旋させる姿勢です。
 
また、骨盤に注目すると、足が上になっている側の骨盤が後傾することになります。
 
よく「骨格がゆがんでいる」「骨盤がゆがんでいる」と言われますが、その原因の多くが筋の短縮・伸張性低下だと言われています。
 
筋肉という組織は伸ばされ続けても縮み続けても良くないのですが、特に縮み続けると骨を引っ張ってその方向に骨格や姿勢をゆがめてしまいます。
 
つまり、いつもとっている姿勢の方向に骨格を引っ張ってゆがめてしまうことになるのです。
 
 

足を組んだときに影響のある部位は

足を組む姿勢の場合を見ると、股関節を屈曲・外転・外旋させるのは腸腰筋(腸骨筋・大腰筋)です。
 
【大腰筋】
特に大腰筋は腰椎から伸びているのでこの筋肉が縮んでしまうと、股関節を引き上げて少し開いた位置に持ってくるだけでなく、腰椎の横への傾きやひねりを生じてしまいます。
 
次に、骨盤が後傾しているのに大きくかかわるのが大腿二頭筋です。
 
【大腿二頭筋】
この筋肉は股関節・膝関節という2つの関節をまたいでいる上に非常に長い筋肉ですので、一旦短縮すると非常に大きなテコとなって骨盤の後傾に作用してしまいます。
 
また、膝関節の屈曲にも作用していますので、骨盤が後傾すると同時に膝の屈曲にも作用してしまいます。
 
こうなると、先「骨盤後傾→膝屈曲→開排位」の連鎖をも生じてしまいます。
 
この姿勢になってしまうと、腰や背中は曲がり、頭や肩は前に突き出て、腰や肩に大きな負担になるのは想像できると思います。
 
また、こうした姿勢がさらに骨盤や胸郭に付く筋肉の負担になっているのもご理解いただけるのではないでしょうか。
 
 

ルピナス治療院の治療方針

私の施術でも、こうしたところは優先的にリリース(緩める)するようにしています。
 
股関節や下肢を緩めると肩や首の症状まで改善するのは、こうした連鎖的な問題を、解剖学的に考察される根本から改善するからだと言えます。
 
逆にいわゆる”ほぐし”や”クイック整体”などで痛い部位やこっている部位を揉んでもらってもすぐに戻ってくるのは、こうした解剖学的な根本原因に辿り着いていないからだと思います。
 
また、いきなり骨をポキポキとやって痛みが出てしまうのは、筋が緩んでいない状態でいきなり関節を動かしてしまうことで、筋や関節周囲の靭帯・軟骨等が必要以上に大きい力が掛かってしまい、損傷することがあるからだと思われます。
 
カイロプラクティックに代表される、いわゆる「鳴らす」系の施術が上手な先生は、こうした筋へのアプローチを大切になさっていたり、関節を動かすにしてもいきなり症状のある場所をするのではなく、連鎖を考慮して遠位で負担の少ない個所から行っていることが多いです。
 
こうして股関節を曲げる筋肉を緩めても、気が付いたらまた足を組んでいる人は、少し注意した方がいいかもしれません。
 
それは、筋肉のゆるみがいまだ不十分である可能性もあるのですが、それよりもご自分の身体の中心位置の認識がずれてしまっている可能性もあるからです。
 
こういう状態になると、回復には結構な手間がかかります。
 
なにせニュートラルに戻しても脳は体がずれている・傾いていると認識するようになってしまっていますので、本来の真ん中の位置に戻しても違和感が取れず気付けばいびつな姿勢をとってしまうからです。
 
このようなケースでは、椅子に薄いクッションを入れてフォローするなど、日常生活での一工夫が必須となります。
 
気になった方は、ぜひ治療院にいらしてください。

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