足の痺れが取れないというご婦人様②

八千代市八千代緑が丘のみなさま、こんにちは!八千代緑が丘の整体院ルピナス治療院です。
 
前回は、「両足の痺れがずっと続いていて、病院でも歳のせいとしか言われない。どうにもならないのだろうか」というご婦人のお話をさせていただきました。
 
足の痺れが取れないというご婦人様
 
色々とアプローチしたけでも、なかなか良くならない。
 
そして私はある見落としに気付いたのです。
 
それは膝蓋骨の向きでした。
 
股関節が内旋していれば、当然膝蓋骨も内向きになっているはずです。ですが、あるとき膝蓋骨の向きを見てみると、外を向いていたのです。
 
よくよく見ると、膝は内反こそしていないものの、両膝の間には隙間があります。変形性膝関節症の初期とみられる兆候です。
 
歩くのがご趣味で、歩行には何の問題もないとおっしゃっていたので、膝の異常は完全に見落としていました。
 
 
変形性膝関節症では膝は外を向いて内反します。そして膝の内反には、脛骨の外方への傾斜が伴います。
 
このとき足部はアーチが潰れ、外反が生じます(厳密には距骨の外反)。
 
こうなると、距骨に押し上げられるかたちで腓骨が上方に偏位してしまいます。
 
あるいは内反膝の初期兆候として身体重心の外側への動揺が増加しますので、その衝撃・モーメントを受け止めるために腿筋膜張筋や腸脛靭帯の負荷が強まり、過緊張を呈してくるかもしれません。
 
そうなると、腸脛靭帯は腓骨頭に付着しますので、腓骨を上方に引き上げる可能性があります。
 
これが足部のアライメントを歪めて、内反膝の初期につながっていた可能性もあります。
 
腓骨が上がってしまうということは、腓骨に付着する組織の機能に問題が生じてくる恐れがあるということです。
 
腓骨に付く組織としては、腓骨筋群・後脛骨筋・長母趾伸筋・長趾伸筋長母指屈筋、そしてなにより下腿骨間膜があります。
 
上にあげた筋群が固くなるだけでも血行の悪化は予測できますが、それ以上に下腿骨間膜は下腿の多くの筋群の支持組織であり、同時に下腿の主要な血管・神経の支持組織でもあります。
 
腓骨の位置異常が痺れの原因と考えるには、十分な根拠です。
 
いずれにしても、下肢の歪みで最も目立つ腓骨位置の調整が必要であると判断し矯正を行ったところ、痺れが一気に軽減し、みるみる下腿の皮膚温度も温かくなってきました。
 
その後はセルフケアとして膝の外反を予防するエクササイズと、足部アーチを高めるエクササイズを指導して、経過観察とさせていただきました。

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