足の痺れが取れないというご婦人様

八千代市八千代緑が丘のみなさま、こんにちは!八千代緑が丘の整体院ルピナス治療院です。
 
当院が開業して以来、懇意にさせていただいている患者様がいます。
 
その方は80代のご婦人で、最初は腰痛・慢性疲労のご相談でいらっしゃいました。
 
3回の施術でこれらの症状は消えたのですが、3回目の施術の後、次のようなお悩みを打ち明けてくださいました。
 
「両足の痺れがずっと続いていて、病院でも歳のせいとしか言われない。どうにもならないのだろうか」
 
しびれや痛みがレントゲンなどの画像検査には所見が出ず、加齢によるものとされてしまう。ありがちな話です。
 
ですが、こうした症状の中には、画像所見や血液検査では見つかりにくい筋コンディションや骨格の歪みといった、徒手療法家の得意とする分野に解決策があるものもあります。
 
では、痺れとはどのようにして起きるのでしょうか。
 

シビレはなぜ起こる?

そもそも痺れとは、知覚の問題です。
 
そこで、知覚について簡単ではありますが、確認しておきたいと思います。
 
身体表面の各所にくまなく配置された感覚受容器が受けた刺激を電気信号に変換し、接続している末梢神経を通して中枢神経(脳脊髄)に伝えます。
 
末梢神経は脊髄に入ると今度は1~2髄節上の神経線維に信号を受け渡し、その信号はさらに脊髄内を上行して脳に入ります。脳に入った信号は、脳内の複雑なネットワークの中を縦横無尽に駆け巡り、最終的には頭頂葉の感覚野に至り、感覚として認知されます。
 
痺れとは上記の伝達系統の中のいずれかに起きた異常が、結果として異常な感覚として認知されていることになります。
 

 ・感覚受容器に異常が発生した(身体表面に傷を受けたり、やけど負うなど)
 ・末梢神経での伝達異常(神経の圧迫、断裂、もしくは神経の阻血による損傷)
 ・脊髄内での異常
   (脊髄損傷、ヘルニアや脊柱管狭窄症などの脊髄圧迫疾患もしくはそれに付随する脊髄栄養血管の阻血)
 ・脳内の異常による知覚認知の障害
   (脳血管疾患による脳実質の損傷、トラウマなどによる記憶と関連した感覚の混濁・混乱)

 
一般に加齢による退行性変性として考えられるのは、筋力の低下・骨の変形・脊柱の変性(変形性脊椎症や脊柱管狭窄症など)が多いと思われます。
 
そして、対処としては、物理療法や服薬による対症療法か、筋力訓練の指導が一般的でしょうか。
 

この患者様にどんな施術をしたか

今回ご紹介したご婦人も、例によって服薬と筋力訓練の指導で3年間頑張ってこられました。
 
とくに筋力・体力の増強には熱心で、疲れがちな身体を推して、30分エクササイズのジムと30分の散歩を1日おきに交互に続けて来られました。
 
ご婦人の状態に目を向けますと、痺れは両下腿・足部で、痺れのある個所は皮膚温も低くなっており足背動脈の拍動も弱くなっていました。
 
両側性ということで脊髄のL4レベルでの損傷・異常を疑いましたが、筋力の低下、もしくは足低屈の過緊張も無かったので、ひとまず候補からは外しました。
 
拍動の低下があることから、循環障害による神経栄養の低下が原因ではないかとの仮説を立てました。
 
とある講習で股関節の内旋を軽減することで下肢全体の循環が改善するというお話があったので、これを解消する施術を2回ほど行ったのですが、特に症状には変化なし。
 
 
私自身の技術力が低いのかとしばらく落ち込んでいました。
 
それでも最初ご相談を受けていた症状は良くなったこともあり、信頼してご来院を続けていただいている以上、落ち込んでばかりもいられません。
 
もう一度骨格から再度チェックすることにしました。すると、ある点を見落としていたことに気付いたのです。
 
それは・・・・
  
ちょっと長いので、続きは次回に。

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