自律神経症状と呼吸の関係②

八千代市八千代緑が丘の皆さま、こんにちは!ルピナス治療院です。
 
昨日は「自律神経系の症状を、呼吸法によって抑えられるかもしれない」という話をしました。
 
今回は、その呼吸法がどのようなものなのかについて、お話ししましょう!
 

どういう状態が良いのか?

自律神経系でも、交感神経系の過剰な活動が問題となりやすいのは前回の記事で述べた通りですが、だからといって副交感神経系だけが良く働いてくれればいいのかといえば、そうとも限りません。
 
なぜならば、交感神経系が弱くなるということは、生命維持に必要な心活動そのものが低い状態になるということでもあり、ヒトが死亡するときは必ず交感神経系の活動が低下していくという現象がみられるからです。
 
加えて、循環器疾患の有病率を見たときに最も発症率が高いのは、交感神経・副交感神経の両方の働きが低下している状態であり、逆に両方の活動が高まっている人は有病率が低いという解析があるからです。
 
また、呼吸を介しての自律神経系のコントロールを観察数すると、先に交感神経系が優位になったあとに、副交感神経系が活発化するという、後追い的な変化現象がみられました。
 
つまり、両方の状態が活発かつ過剰ではないというさじ加減の世界になります。
 

どのような呼吸がよいのか?

呼吸に話を戻しますと、長く深い呼吸は副交感神経系の活動を優位にします。
 
逆に浅い呼吸は交感神経系が優位です。
 
原則的には深い呼吸で副交感神経系を賦活し、交感神経優位の身体ストレスを軽減するのが基本となりますので、長く深い呼吸ができるようなコンディションを整えていく必要があります。
 
私のような施術家の仕事としては、体幹・胸郭・肩甲帯の機能を整えることが要求されると言えるでしょう。
 
但し頸部の施術に関しては、モニタリングでは瞬間的に交感神経系が優位となる現象が観察されているので、その人の呼吸機能評価との兼ね合いで施術内容を調整・変化させることが必要になるかもしれません。
 
また、副交感神経のみが優位な状態は逆に倦怠感等の現象も出ますので、呼吸法や眩暈などが出たときの対処法の指導も必要になります。
 
まとめ

・現代社会はストレスが多く、交感神経優位による身体機能・精神機能の不調のリスクが高くなっている
 
・薬剤に頼らないコントロールの方法としては、丹田呼吸や腹式呼吸に代表される深く長い呼吸が必要である
 
・呼吸機能を評価・施術できる徒手療法家の施術は、呼吸機能を改善し、副交感神経を賦活する呼吸法の助けとなる可能性がある

 
自律神経症状に限らず、抑うつ的な気分が続いたり、倦怠感や微熱などの何とも言えない不調が続いていて、呼吸が浅い人は、信頼のおける施術家に相談してみるのもいいかもしれません。

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