ぎっくり腰・寝違えの施術についての考察① 検査

さてさて、前置きが長くなりましたが、ぎっくり腰や寝違えの治療について、私の行っている手順を述べていこうと思います。
 
どんな症状に対してもそうですが、まずは検査ありきです。
 
私のような独立して施術に当たる徒手療法家は、基本的には問診・視診・触診しか検査の方法はありません。
 
ですから先稿で述べたように、受傷機転や既往歴のような情報から徒手療法の適応であるか否かをまず判断します。
 
その上で、大まかに言えば以下のような点を調べていきます。
 

①姿勢
→どこをかばっているのか?
首や腰をのばしたくないのか?まげたくないのか?
何かの重さを支えようとしているのか?痛みから逃げているのか?
 
②痛み
→何をしたら痛むのか?
どんな痛みなのか?(筋自体の圧痛、放散痛(トリガーポイント)、運動時痛)
 
③痛み以外の症状→しびれ、吐き気、目まい、熱い冷たい…
 
④治療しながらの推察
→筋のリリースでの痛みの増減(筋自体の原因、筋緊張と関節負担の関連)
関節の操作での痛みの増減(関節由来の痛みの判別)
どんな姿勢や関節の位置で痛みが軽くなったり重くなるのか (代償性等の隠れた原因)

 
今までの経験上の話として述べると、
 

・ベースとして筋の収縮異常がある
・筋の収縮異常で筋自体が痛みを出している
・あるいは筋が伸びない・縮まないことで、部分的に負担のかかる関節が痛みを出している

 
というケースが多いです。
 
上に書いた調査項目に照らし合わせると、
 

①姿勢から筋が伸ばされてつらいのか、関節が圧縮されていたいのかを鑑別していく。
②痛みの出方・部位から痛みの信号を発している組織を選別していく。
③痛み以外の症状を見ることで、どの筋肉がどの血管や神経を組織しているか?耳や目と関連の深い筋・関節が異常が出ていないか?を推察し、動きと照らし合わせて原因の筋や関節を絞り込んでいく。
④実際の治療で①~③の推論を検証するとともに、実際にさわりながら見落とした点がないか確認していく。

 
という作業になります。
 
検査のお話しだけでも長くなってしまったので、どんな施術を行うかは、また次回に・・・

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