手術痕があなたの身体を歪ませる

八千代市八千代緑が丘のみなさま、こんにちは!八千代緑が丘の整体院ルピナス治療院です。
 
先日、このようなお客様がいらっしゃいました。
 
記憶が定かでないくらい長い期間、腰痛や背中の痛みを患っているという方です。よく我慢していたなあというぐらい、重い症状でした。
 
色々とお話を聞いてみると、過去にこんなことがあったそうです。
 

・病院でレントゲンやMRIもとってもらったにもかかわらず、検査上は異常なし。
・これまで鍼治療やカイロプラクティックなどの各種療法を試したが変換なし
・ヨガやストレッチなどのエクササイズを試してきたにもかかわらず、どうしても症状が変わらなかった

 
このように、何をやっても改善してこなかった身体の不調で悩んでいる方が、ルピナス治療院にはよくいらっしゃいます。
 

ヒアリングでわかったこと

さてなにより重要なのは、身体の検査です。きちんと検査をして原因を絞っていかないと、まったく意味のない施術になってしまいますから。
 
この患者様に体を動かしていただきました。そうすると右半身の動きの固さが目立ちました。
 
そこで筋肉や関節で固さが目立つ個所を手掛かりにアプローチをしてみましたが、どうにも症状がスッキリしないご様子。
 
次にやることは、「見落としは無いか」を考えること。そのために、もう一度患者様にヒアリングをしてみると、こんな重要な情報を聞きだすことができました。
 
「20年ほど前に腹膜炎で開腹手術を受けていた」と。
 
そこで患者さんのお腹を見せていただきました。右の腹部になんと15cmほどの大きな手術痕があったのです。
 
パッと見は深い皴のようにも見えますが、試しに周辺の皮膚を動かしてみるとかなり動きの固さを感じました。
 
これだ!と私は思いました。
 

「癒着」が身体にある

腰や背中、肩のなどに不調を感じる場合、このような古い傷あとが原因となっていることが多々あります。
 
身体のどこに傷ができても、必ずふさぐように身体はできています。
 
この傷の治癒過程において、大なり小なり「癒着」というものが生じます。これはは「コラーゲンの繊維が複雑にかつ重層的に絡まったもの」です。
 
傷を防ぐためのものですから、かなり強固に隣接する組織をつなぎとめることが可能です。
 
また、癒着の範囲は傷どうしの接触面だけではなく、周辺組織まで広がるように起きていきます。
 
周りの組織ごと固めて、とにかく離開のストレスを生じないようにするのです。
 
実は私、院長行きも、小学生の時に盲腸の摘出手術を受けていまして、今でも左右の腹部の皮膚・筋膜を動かしてみると、明らかな固さを感じ取れます。
 
これも癒着です。
 

ふるい手術痕が身体を歪ませる可能性

こちらの患者さんも、腹部の固さは相当なものでした。
 
これはつまり、常日頃から物理的に右の腹部を縮めることを強制されてたということです。
 
ですから、体幹の右側に属する組織、特に筋肉の伸張性低下は著しく、「体幹の姿勢や骨格も歪めてしまって」いたのです。
 
この姿勢・骨格のゆがみが、長期間の腰痛や背中の痛みの大元だったわけです。
 

手術痕の「癒着」にどんなアプローチが出来るのか?

それでは手術創のある個所については、何もできないということなのでしょうか?
 
いいえ、そんなことはありません。
 
さすがに癒着を消したり剥がしたりすることは不可能ですが、癒着の影響を低減させることは可能なんです。
 
癒着の影響を軽減することで、体幹の姿勢や骨格の歪みを戻していけるんです。そしてその先にある痛みの改善を目指します。
 
何をするかというと、手術瘡のある個所の組織の滑走性を高めて、組織の動きに遊びをつけるのです。ちょっと難しいですね、言葉にすると。
 
方法はいろいろありますが、シンプルかつ低刺激なのは、傷口周辺の皮膚を摘み上げたり、摘まんだ状態で揉むというものです。
 
傷の両側から皮膚ごとつまむ操作を繰り返したり、摘み上げた状態で軽く揉んだり揺すったりします。組織に滑りや振動の刺激を加えることで、組織間の滑走性を改善し、動きに遊びをつけようということです。
 
この方法は効果は高いのですが、やや不快な感覚を生じること・傷口を引っ張るという行為に対する不安感や不快感を感じる人がいるため、ご自分でのセルフケアにはあまりお勧めはしていません。
 
また念のために説明をしておくと、年数が経って瘢痕化した術創部の癒着組織は非常に硬く、傷のない箇所よりも頑強なほど。引っ張ったくらいでは傷が開くということはありません)
 

この患者さんは、元気になれたのか?

さて一番気になることは、この患者様が元気になれたのかどうか、ということだと思います。
 
安心してください。元気になって帰られました。
 
ただ変な施術のために、なんだか微妙な表情をされていましたが、事症状がほとんど無くなりました。
 
あと2~3回の施術で症状は殆んど気にならないレベルまで軽減する感じです。
 
あとは簡単なセルフケアと月一程度の定期施術で、普段の生活も特に問題は出ないレベルまで回復していくことでしょう。
 
姿勢の歪みや腰・背中・肩の症状でお悩みの方で、体幹部の手術の経験がある、という方は、一度専門家に相談をされてみることをお勧めします。
 
もちろん当院も相談は大歓迎です。

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